便利なウォーターサーバーに使用する水は何がイイの?
ウォーターサーバーを利用すれば、お店で重い水を購入して持ち帰る手間が省けます。
いつでも好きな時に冷たい水またはお湯が得られるので、必要な時に必要なだけ飲用や料理に利用するための水やお湯を得ることができます。
飲食店であれば、人件費を削減するのに役立ちます。定期購入を利用すれば常に未使用の水タンクをストックすることができるので、災害時の備えにもなります。
ウォーターサーバーに使用する水は、天然水が一番おすすめです。天然水には適度なミネラル分が含まれているので健康的ですし、僅かに味があるので飲みやすいというメリットがあります。
近年販売またはレンタルされるウォーターサーバーの中には、従来の天然水を使用するタイプのものに加えて水素水を作ることができるサーバーも販売またはレンタルで利用できます。
水素水を生成することができるウォーターサーバーは、水の電気分解によって発生させた水素ガスを水に溶かす仕組みになっています。
水素は人体に無害なので、水素発生装置付きのサーバーで生成された水の安全性については何の問題もありません。
そのかわり、人体に対するプラスの効果の有無については不明です。高濃度水素水を用いた動物実験で何らかの効果が得られたという学術論文がありますが、ウォーターサーバーで生成される程度の水素濃度で何らかの効果が実証されたわけではありません。
危険性はありませんが・・・
水素は人体に対して無害なので、ウォーターサーバーで生成した水素水を飲み続けたとしても危険性はありません。
ただし有効性が実証されていないので、何の効果も存在しない可能性もあります。有効性が確認できなければ、水素水であっても普通の水を飲むのと同じということになってしまいます。
水素発生器付きのウォーターサーバーは特殊な構造をしているため、普通のウォーターサーバーと比べて本体価格が高価です。
装置の使用料に加えて水素を発生させるために余分の電気代やメンテナンス代もかかります。
このため、水素サーバーの水は普通の天然水よりも数倍程度単価が高くついてしまいます。
水素発生装置が付いたウォーターサーバーを利用しても安全性に問題はありませんが、有効性が確認されていないような水に高いお金を払うだけの価値があるかどうかは疑問です。
今後もウォーターサーバーで生成される水素水に有効性が確認されなければ、水素発生装置のために高い費用を支払っても無駄になってしまいます。
水素水を生成するウォーターサーバーの有効性が確認されるまでは、安価な天然水を利用した方が賢明です。
水素発生器付きのウォーターサーバーの水が人体に対して何らかの有効性があると科学的に実証されたら、改めて水の健康効果と費用のバランスを考慮して導入を検討することができます。