ウォーターサーバーを使っていくと気になるのが「うちのサーバーってきれいなのかしら?」と清潔さの問題です。
サーバーを手入れしていない人は、余計に気になってしまいます。そうなる前に、本体をきれいにする機能が付いているサーバーもあるのを知っておきましょう。
自動クリーン機能が付いていても蛇口などの水気を切る日々のお手入れは必要ですが、クリーン機能があれば尚サーバーをきれいに利用できますよね。そこで、自動クリーン機能が付いているサーバーをピックアップしてその機能を比べてみます。
ウォーターサーバーのクリーニングの種類
ウォーターサーバーを利用する時、専用の水がボトルに入れられた状態で納品されることになりますが、ボトルは回収式と一回ごとの使いきりと二つのタイプがあります。
回収式であっても、きれいに洗浄殺菌されてから水が入れられることになるので、ボトルに関しての衛生面は安心です。
しかし、水を飲む時にはサーバーを通すことになるので、きれいな水であっても不衛生なサーバーの中を通ることによって雑菌が飲む水に入ってしまうことにもなってしまいます。
サーバーをきれいな状態で維持するためにはクリーニングが必要になってきますが、ウォーターサーバーにはクリーニング機能が搭載されていることもあります。
自動クリーニング
自動クリーニングでは、機種によってクリーニングの期間に違いが出てきます。
中には、24時間ごとに洗浄してくれるサーバーもあり、小さな子供さんがいる家庭など毎日衛生的な水を飲ませたいという人にもいつでも安心して利用ができます。
また、毎日ではなくても数日毎という自動クリーニング機能が搭載されていれば、その分だけ電気代を節約することにもつながります。
ウォーターサーバーは、ランニングコストとして電気代がかかることになります。より安く利用するためには、省エネ機能が搭載されていることにプラスして自動洗浄の期間も関係してきます。
自動クリーニングをするにはたくさんの電気を利用することになるので、まめに洗浄してもらうことによって電気代が上がることになります。
出張が多い人になれば、自宅にいなくて一滴もウォーターサーバーを使っていないという場合でも、毎日洗浄されては電気代ばかりがかかってしまうことになります。
自分でお手入れを行う必要がないという利便性にプラスして、電気代もそこそこ抑えたいという場合には、自動洗浄の期間が短すぎないこともポイントとなってきます。
ボタン式
また、ボタン式になれば、自分が気になった時にだけ洗浄することができるので、より節電効果を上げることにも役立ちます。
しかし、前回はいつ洗浄したのか忘れてしまいがちです。最低でも一ヶ月に一度はボタンを押す必要がありますが、忘れてしまいそうな人には自動クリーニング機能が搭載されたサーバーを選ぶといいでしょう。
自動クリーニングシステム付きの代表的なウォーターサーバー
ウォーターサーバー界で良く名前が上がる会社のクリーニングシステムを紹介します。それを見ると、ほとんどが熱で除菌しているのが分かります。
サントリー天然水ウォーターサーバー
おいしさキーパーが搭載されています。サントリーが独自に開発した機能で、1日に1回の熱水循環で雑菌からサーバーや水を守ります。
熱水循環は約1時間弱の時間が必要で、その間はサーバーの利用ができません。しかし、おいしさキーパーの時間が設定できるため、出掛けている間に熱水循環を済ませる事ができます。
コスモウォーター
特許を取得したクリーンエアシステムが搭載されています。これは、外気をクリーンな空気に変えて冷水タンク内に送り込む技術です。
サーバーは鉄壁の要塞ではないため、冷水タンク内に外気が入ってしまうのが普通です。外気はウィルスなどの細菌まで連れてきてしまうため、サーバー内に外気が入るとせっかくのきれいな水が汚れてしまいます。
コスモウォーターのクリーンエアシステムならば、外気をクリーンにするので冷水タンク内もきれいな空気を送り込む事ができます。これにより、きれいな水を給水口まで運べて雑菌が繁殖しやすいと言われる給水口までクリーンに保てます。
また、サーバー内にお湯を循環させて雑菌からサーバーを守る自動クリーニング機能も搭載しています。
アクアクララ
サーバーのアクアアドバンスでは、UV除菌ランプが付いています。これは冷却タンクから蛇口まで抗菌素材を利用し、除菌力がある除菌ランプを搭載する事で水をいつもきれいに保つものです。
ウォーターサーバーの自動クリーニングはお湯を循環させて行うのが一般的ですが、それだと電気代が掛かったり殺菌効果が弱いデメリットがありました。アクアクララの除菌ランプならば節電しながら高い抗菌力を発揮できるのがメリットです。
このUV照射の強さを物語っているのが、アクアクララのホームページにある表です。それによると、30秒の照射で一般的な細菌の生存率が0になると表されています。
そういった抗菌の優秀さから、アクアアドバンスではSIAA抗菌マークが付いています。
一般社団法人抗菌製品技術協議会のマークであり、抗菌についてはお墨付きなのです。
他にも、抗菌エアフィルターで細菌をカットしたりなど、菌に対しての衛生管理はしっかりしています。
フレシャス
ボタンを押して「セルフクリーン機能」を発動できます。温水をサーバー内に循環させて雑菌の繁殖を抑える事ができます。自動的にセルフクリーニングをする訳ではないので、3日に1度を目安にして自分でボタンを押し、クリーニングしていきます。
プレミアムウォーター
cado×プレミアムウォーターとamadanaプレミアムウォーターでは「加熱クリーンシステム」が搭載しています。
これは、温水タンクの中のお湯を冷却タンクに循環させて、タンクを熱殺菌するクリーニング方法です。これをやると、タンク内は70度で2時間キープされます。加熱クリーンシステムは4時間掛かり、その間はサーバーを利用できません。そのため、誰もウォーターサーバーを使わない時間帯を狙って稼働するようにしましょう。
自動クリーニングでお勧めなのはサントリー天然水とアクアクララ
何社かの製品の自動クリーニングシステムを見てきましたが、どれが一番お勧めなのかと言ったらサントリー天然水とアクアクララです。
サントリー天然水は設定しておけば自動でクリーニングしてくれます。他社だとクリーニングボタンを押さなきゃいけない場合もあるため、自動的にクリーニングしてくれるなら楽ですよね。また、クリーニングが1時間弱と短時間で終わるのも魅力的です。
アクアクララは熱水ではなく、抗菌ランプと画期的です。熱水除菌と抗菌ランプはどれほど殺菌効果に差があるかは、細菌が目に見えないので明確ではありませんが、抗菌ランプは電気代を節約できる点が魅力的です。
他のサーバーが自動クリーニングで劣る訳ではありませんが、短時間で済むのと電気代の面からこの2つのサーバーを選びました。
まとめ
ウォーターサーバーを清潔に保つためには、自動クリーニングシステムがあると安心しますよね。同じメーカーでもサーバーの種類によっては自動クリーニングが付いてない場合もあるため、契約する時に念のため自動クリーニングシステムに付いてメーカーに確認しておきましょうね。