ウォーターサーバーがくじで当たる、サーバーを無料体験できるという詐欺に会った人が多数います。
国民生活センターもウォーターサーバーくじに気を付けてと警告していて、なにやら物騒な空気が流れているため、ウォーターサーバーくじと無料お試し体験について詳しく書いていきます。
スーパーなどの無料くじから全ては始まる「当選商法」
ウォーターサーバーの当選詐欺は、スーパーなどの店舗の一部を借りて行っています。その店舗に遊びに来た人や買い物に来た人に声をかけて、無料だからくじ引きをやらないかと誘います。
無料なら...と思ってくじを引くと、ウォーターサーバーが無料で利用できる権利が当たったとオーバーリアクションで祝福されます。そして、なんて運が良いんだろうと思って浮かれた気分のまま、サーバーを契約してしまいます。ウォーターサーバーが当選した人の中には、くじが当たったんだから契約しなきゃいけないと言われて強制的に契約させられた人もいます。
こういったくじ引き当選は、当選商法と呼ばれています。通行人にティッシュを渡しながら声掛けして営業するキャッチセールスの一種です。ウォーターサーバーだけではなく、有料放送などの別の商品が対象になる事もあります。
普段から行くスーパーなどの実店舗で当選商法は行っているため、ついつい詐欺のアンテナが緩んでしまうのですが、当選商法には詐欺ではないかと思われるカラクリがあります。
水代や解約料金はかかる
なぜ、ウォーターサーバーの当選は詐欺だと言われていたり、国民生活センターが注意喚起をしているのかと言うと、当選商法はあたかもラッキーに見せかけて実はそんなにラッキーじゃないからです。
ウォーターサーバーが無料で利用できるとか、サーバーが当選したというのはウォーターサーバー本体がもらえる訳ではありません。サーバーはレンタルであり、レンタル料金が無料になるという事です。
そして、ウォーターサーバーの本体は無料で利用できたとしても、水の料金はかかります。
ウォーターサーバーの水は1本1,000円~2,000円ぐらいが相場ですが、当選商法の場合は1本5,000円など高額な水を契約させられる事があります。また、メンテナンス代や配送料などあれこれプラスされて料金が膨らむ事もあります。
そして、結局は高い費用が必要になると分かって解約しようとした時は、解約金を払わなきゃいけない時もあります。解約金は詐欺じゃないウォーターサーバー会社も取り入れているため、解約金を払うから詐欺だと言う訳ではありません。
当選商法が詐欺だと言われているのは、当選に見せかけてくじの中身が全て当選札だけなど、くじとして成立していないからです。また、ウォーターサーバー代は無料でも水代などは費用がかかって結局はタダでウォーターサーバーが使える訳ではない点がセコいのです。
サーバーレンタル無料は決して凄い事ではない
当選詐欺でも、サーバーレンタルが無料なのはすごい事じゃないの?と思う方、騙される事なかれ。サーバーレンタル無料は、ウォーターサーバー業界では珍しい事ではありません。サーバー代が水代に含まれている会社は結構あります。
サーバー代が無料というのは、デザインが特におしゃれじゃないサーバーに多いです。決して不細工なサーバーではなく、見てウォーターサーバーだなと分かるデザインです。
サーバー代が有料だと、どこかとコラボしたデザインになっていたり、デザイナーがデザインしたサーバー、見るからにおしゃれなサーバーなどが多いです。大手ウォーターサーバー会社にそういったサーバーは集中しています。
当選したサーバーが普通のサーバーで、特にブランドコラボじゃないしおしゃれさも感じないのならばサーバー代が無料なのは珍しい事ではありません。当選したからといって、スタッフが喜ぶフリをしているだけです。
無料お試し期間のキャンペーンは各社行っている
また、お試しを過ぎも継続しないとサーバー撤去料が発生するなども有り得ます。期間限定でサーバーは無料で試せるけども、費用は発生するのです。
しかし、クリクラはホームページからウォーターサーバーの10日間無料お試しをやっています。当選ではなく、自分から申し込みます。これは詐欺ではありません。
クリクラ以外で無料お試しをやっている会社は私が調べた所ありません。また、ウォーターサーバーの無料お試しをやったとサーバー会社のスタッフにしゃべると、決まってクリクラだと口を揃えて言います。つまり、無料お試しはクリクラ以外にやっていない可能性が高いのが分かりますよね。
ウォーターサーバーの無料お試しが当選するのは詐欺であり、無料お試しはクリクラぐらいしかやっていません。無料お試しが当選してラッキーなのはフェイクです。
まとめ
ウォーターサーバーの当選は、近づかないのがベストです。もし、もう当選から契約しちゃったよ!となったら、一定期間内ならばクーリングオフで解約金なしで契約を取り消しできる可能性があるため、早めに国民生活センターに相談しましょう。